シンガポールの魅力は料理や屋台、カジノや洒落たバーなど様々であるけど、自分の中での興味の中心はシンガポールの住宅群なのだ。シンガポールの人たちはHDB住宅と呼ばれる独特なマンションで暮らしている。HDB住宅とはシンガポール政府が安価な住宅供給を目的としてつくったマンション群だ。都市計画そのものに興味は無いけども、その住宅群は、明るくて心地よく、他の国には無い表情を醸し出している。



上のような写真のマンションがシンガポールにはたくさん建っている。これがいわゆるHDBなのだ。建物の色は様々であるけども、鮮やかなパステル調なものが多い。その中に潜入してみると、だいたい一階部分は柱だけで構成されたピロティになっていて、住民の社交スペースなどとして使われている。



ピロティは強い日差しを遮って、やわらかい光と風が入り込むように設計されている、かどうかは知らないけど、とても心地が良い。


洗濯物は窓から突き出すように干されている。多分、HDBには日本のようなベランダが無いからこうなるのだろうね。面白い。

昼間は毎日ぶらぶらと住宅街を見て周った。へとへとになるまで歩きまわって、夜はベイエリア近くのバーやホーカーと呼ばれる集合屋台でビールを飲んだ。面白かったな。シンガポールは週末にぶらっと行ってみたくなる街だ。