相変わらず、新宿にはよく行く。ほぼ毎週行っているかと思う。やはりカメラなら新宿だと思うのだ。それも西口だ。新宿西口は中古カメラ屋がたくさんあるし、ヨドバシでは暗室用品から印画紙・フィルムまでなんでも揃って良い。買うものが無くてもパトロールと称してカメラ屋へ足を運び、LeicaやHasselの値段をチェックする。それが週末の楽しみのひとつなのだ。

・・なのだが、カメラ屋へ行って感じることは、フィルムを取り巻く環境はどんどん厳しくなっているな・・ということ。ついにKodakのPortra-400NCが無くなった。これまであった400VC(ビビッド)と400NC(ナチュラル)が統合されて、「Kodak400」というフィルムになるらしいのだ。新しいものはどちらかというとNC寄りのものらしいけど、よく使っているNCが無くなってしまうのは少し不安だ。そしてフジの印画紙もラインナップが変わるそうだ。Kodakの印画紙が店頭から消えて間もないけど、フジもこれまでどおりの商品ではやっていけなくなったんだろう。気に入ってよく使っているフジのDeep Matは商品名が変わり、特性としては少しコントラストが上がるらしい。Deep Matはその表面性だけではなくて、なんとも言えないやわらかさが気に入っていた。夕方のやわらかい空気はもうDeep Matで再現できなくなるのかと考えると、これもさびしい。


もう少し、来年の3月まで印画紙はDeep Matを使おうと思っている。場合によっては買占めに出るしかないけども、そうしたら冷蔵庫が印画紙で一杯になってしまうな・・。あわわ・・。