Ektarというフィルムには「Ektar現像」という専用の現像処理がある。もちろん通常の現像も可能だけど、専用の現像処理があると聞いたら試してみたくなってしまう。・・で、通常の現像と何が違うかというと、Ektar現像の方が少しシャープに仕上がるらしいのだ。多分、超微粒子フィルムの細やかな写りを最大限引き出そうというモノなんだろうと思う。Ektar現像は通常の現像よりもやや割高だけど、気になるので、この前撮ったフィルムをEktar現像に出してみた。そして先日プリントもやってみたのだ。
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結果は・・んー、特別にシャープではない。という印象。ただ、比較的に写りがやわらかいと思われる150mmレンズを使ったこともあったので、今度はPlanar-80mmでも試してみようと思う。下の写真はネガをバックライト越しに撮ったものだ。左下がEktarの通常現像、右下がEktarのEktar現像、左上はPortra NC-160。

見た目に、Ektarはちょっとピンクっぽい色のネガになっている。Ektar現像と通常の現像で色味はほとんど変わらないけども、Ektarって少し色味に特徴があることが分かる。特徴はあるけどこれまで使っていたPortraに比べて特別にフィルターの選択に苦戦することは無くて自然な色が選べるような気がする。超微粒子&シャープな写りという売り文句に対して、それを実感することはできなかったけど、悪くないフィルムだと思っている。なのでもうちょっと使って色々試してみようと思う。