昨日、久しぶりに自宅の暗室にこもった。廃液をどうしようかと思っていたけど、なんとかなりそうだ。あと3回くらいはいけると思う。プリントしたのは中国旅行の写真と、先週にEktar+Hassel-Sonnar150mmで近場を撮ったモノだ。
印画紙はフジのディープマットを使った。このディープマットは質感が良くて気に入っている・・のだけど、現像した直後と、水洗・乾燥後で色味が大きく違ってくるのが気になる。Kodakの印画紙のときは気にならなかったけど・・「気のせい」というレベルではなく、水洗・乾燥後にみるみる色が青くなるのだ。同じ露出に設定して時間差でプリントしたものを並べてみると一目瞭然だった。これだと水洗・乾燥させないと次のプリント条件が選べないので効率が悪いのだ。それに、乾燥させた後もなぜか発色がイマイチで、特に緑色の彩度が低い印象があった。いろいろと考えるに、この問題はフィルター値の問題とかではなく、印画紙が直接の原因でもなさそうで、単に発色現像・漂白定着の処理時間が適正ではないのかな?と思うので、次週は処理時間や薬品の温度設定を変えながらプリントしてみようと思う。面倒だけど、このあたりをスッキリさせないとゆくゆく大変だ。もうフジの印画紙しか選べないのだからね。


写真はEktarで撮ったもの。プリント処理自体はいろいろと問題があったけど、Ektarの仕上がりは好印象だった。明るめにプリントしたポートレイトはなめらかでスッキリと仕上がった。Ektarは感度100だけしかないみたいだけど、今後も使いたくなるフィルムだ。Sonnar-150mmも特に不具合が無くてよかった。中望遠の視点は面白いのでこれからも活躍してくれそうだ。