中国湖南省から無事に帰ってきた。約1年前から気にかけていた「張家界」をようやく訪れることができてよかった。張家界を足がかりに、色んなところを訪れた。鳳凰と呼ばれる遠い昔の古城や、小数民族の暮らす村、世界遺産にも登録されている武稜源という森林地帯など、どれも写真には納まりきらないスケールだった。感動した。特に、最近の自分の興味は「街」から「人」へ移ってきている気がして、中国へは何度も訪れているけども、その度、そこで暮らす人たちの文化には新しい発見があり驚かされるのだ。今回も様々な人たちにお世話になった。彼らの表情はまだ覚えている。宿のご主人や屋台のお兄さん、バスのお姉さんなど。そんな人たちの表情を写真におさめることができたら面白いだろうなと思いつつも、面と向かって写真を撮ることはできなかった。なんとなく、写真を撮ってもいいのか躊躇してしまうからだ。撮られる側からしたら迷惑かもしれないし、意味も分からないだろうと思うからなのだ。なので、彼らのことは覚えておくだけにした。その方が良いこともあるでしょう。
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写真は張家界市の街並み。そんなに大きな街ではないけども、各所へバスが出ている。今回の旅行での移動は全てバスだ。旅行中の移動距離は400kmを超えたと思う。慣れたもので、行こうと思えばどこへでも行ける。というか、どこへでも行けるようになっているのだ。興味のある人は行ってみると良いと思う。