厦門滞在最後の日、ぼんやりとホテルの近くを散歩して、特に何もせずに空港へ向かう事にした。散歩しながら1枚写真を撮ったらフィルムが巻き上がった。ウィ〜ん・・と。フィルムもこれで最後。デジカメもバッテリー切れのマークがピコピコ点灯している。上空には、厦門の空港へ飛行機が降りていくのが見える。何ともさびしい気持ちだ。充実していた分、帰るのが名残惜しかった。思えば、何もトラブル無く旅行を終えることができたのは、道中に出合った優しい人たちのお陰だ。ホントに感謝しなければならないし、この気持ちを忘れないようにしようと思う。
帰りの飛行機が離陸して、厦門の街並みが小さくなった後は遠くへ連なる山が見渡せた。山の向こうには色々な人たちが暮らしている。山の向こうには、まだまだ、新しい発見があるだろうと思う。そうなのだ。中国は広いのだ。今度はどこへ行こうかな。・・と山の向こうにある街を思い浮かべながら日本へ帰ったのでした。
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次は「張家界」へ行こうかな、と思っている。

(おわり)