厦門滞在はもう終盤、翌日の昼には飛行機で帰るのだ。楽しみにしていた最後のイベントはMettyさんとの再会だ。夕方6時に厦門火車站(鉄道の駅)の前で待ち合わせ。

6時に無事、Mettyさんに会えた。Mettyさんは変わらず元気で何より。ココ数日、ほとんど日本語を話してなかったのだけど、Mettyさんの日本語は完璧だ。すばらしー。何か、久しぶりに使う自分の日本語の方が違和感あるように思えた。さっそく、駅前から近いところにある厦門料理のお店「小眼鏡」に案内してもらった。このお店は、水槽の魚貝類を指差しで選んで調理方法を指定して料理してもらうスタイルだ。その日に選んだのは、サツマイモの葉っぱの炒め物やシャコ、海老、貝、アヒルのスープとビーフンなど、たくさん頼んだ。

どれも美味かった。シンプルな味付けで素材の味を大事にしている感じがした。ホント、この時点で満腹、大満足なのだけど。そのあと、Mettyさんと厦門のスーパー「Trust Mart」へ行った。密かに自分は海外のスーパーが好きなのだ。日本と違う品揃えが面白い。何よりその土地の生活を知る良い手がかりになるのだ。・・ということで潜入。やはりスーパーは面白い。中国でも人気の「出前一丁」や厦門ビーフンなどを買った。スーパーを後にして、今度はマンゴーカキ氷のお店へ。もう満腹なハズだけど、デザートは別腹なのだ。


カキ氷は黒糖の味が付いていて、マンゴーも爽やかで美味かった。幸せなひと時なのでした。
ところで、Mettyさんと色々とお話したのだけど、永定で見た不思議な光景についての話をした。実は、永定を出発する日の朝7時前、厦門行きのバスを待っている時、なにやら遠くのほうで白い服を着た人が行列で、爆竹を鳴らしながら練り歩いている光景に出くわしていたのだ。爆竹の量は半端じゃなく数千発といった感じ。早朝から一体・・あれはなんの儀式だったのだろうかと、これまで謎だったのだけど、Mettyさん曰く、「それ、お葬式だよ。」とあっさり。なるほど、と納得してスッキリした。
時間はあっという間に過ぎて10時過ぎにMettyさんとお別れした。Mettyさん、ホント楽しい時間をありがとう。翌日は帰国。・・あとはもう帰るだけなのだ。
(次回最終回)