無事に土楼見物を終えて宿へ。この日の夕食は巫さん達と一緒に頂いた。料理はシンプルな味付けでどれもうまかった。それに、こういう食事はココでの生活の空気を味わうことができて何より貴重に思えるのだ。ご主人と永定のお酒で何度か乾杯。私はあんまり飲めないので早めにギブアップ宣言。ご主人はだいぶイイ感じになったようで「春節正月十五にまたおいで」と言っていた。多分、春節は爆竹祭りなのだ。また来れるならホントそういうの見てみたい。明日は朝7時のバスで帰ると伝えると、巫さんが「祝你一路顺风」とメモ帳に書いてくれた。「道中ご無事で」という意味だと思う。どうもありがとう。谢谢・・。

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翌朝、巫さんが近くのバス乗り場まで見送りに来てくれた。「おもてなしありがとうございました。またいつかお会いしましょう」とお別れの挨拶をして握手した。写真(下)は朝7時前バス乗り場の前から。実はこの景色を見ると色々な想いが頭をよぎる。詳しくは書かないけど。

ココはこれからどうなるのかな。昨年に世界遺産に登録されて、訪れる人たちも増えるだろうね。そしたらココに暮らす人たちの生活も変わるのかな。どうか、滞在中に感じた「豊かさ」や「温かさ」はいつまでもそのままに残って欲しいと思う・・。

さて、バスに乗り込み厦門へ。滞在はあと2日なのだ。
(つづく)