天気は快晴。江さんのバイクで小道をゆく。風が気持ちいいし、景色も良い。以前、厦門の集美でバイクタクシーに乗ったときも爽快だったけど、山間部の風景と相まってココは、なお爽快なのだ。ドぅるる・・。と。
さて、様々な土楼を訪れたけども、どれも長い時間の経過を感じさせる格別な雰囲気がある。長い間、客家と呼ばれる人たちが、その中で保ってきたと思われる文化や感覚は、土楼の内側の壁や庭にしっかりと染み込んでいるように思えて、植木鉢や机と椅子、壁の色など、それらは、何気ないのだけど、そこには、ココで暮らしてきた人たちの「豊かさ」が見え隠れしているような気がするのだ。ん〜、簡単に言うとセンスが良いなと思った。何より、そんな土楼群を自分の目で見ることができて本当に良かった。念願をついに達成することができたのだ。
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土楼は身を守るための住居であったのだけど、その外観には安定感があり、特に円楼は「円」を思いついた発想にもスマートさが感じられる。写真(上)は最小の円楼と言われる「如升楼」。写真(下)は「福裕楼」、形式的には「五鳳楼」という土楼に分類される。ほんと、様々なのだ。

夕暮れ近く。土楼群をあとにしたのでした。バイクで来た道を戻っていく。ドぅるる・・。と。そう、明日の朝には厦門に帰るのだ。
(つづく)