福建土楼」とは、漢民族の一支系の「客家」とよばれる人達の住居だ。客家人は元々、黄河流域に暮らしていた一部族らしいけども、大昔の戦乱の難から逃れて福建省広東省の山間部に南下し、現在に至るまで独自の文化や言葉を守り、暮らしてきたという。客家人の住居である「土楼」は、その歴史的な背景もあり独特で、多くの土楼は、土の壁で住居の内側を外側から隔絶して外敵に備えたカタチをしている。その中で独特なのは、円形の土楼で「円楼」と呼ばれている。

・・そんな土楼群を見てみたい、と福建省の内陸部にある永定県を目指すことにしたのでした。永定県へのアクセスは意外と簡単。厦門からバス1本で行ける。出発の前日に厦門のバスターミナルでバスのチケットを購入して準備完了なのである。
バスのチケットを買ったあとは、厦門の繁華街の裏にある市場を探索。すんごく活気のある市場だった。鶏は生きたまま売られていたし、魚も新鮮そうだった。ここで買うものは全て鮮度抜群なんだろうね。

さて、旅はここからなのです。・・つづく。