厦門の住宅街へ。ココには色々と驚きがあった。まず住宅街の区画はゲートで区切られている。その中にマンションがいくつも建っていて、さらに、飲食店や食材市場、幼稚園、広場、スポーツジムなどもその区画内にあり、ひとつの町のような形を作っている。広場では奥様方たちが集まって何かの踊りの練習をしていた。太極拳でもなく、民族舞踊でもなく、何の踊りなのかは不明だけど、こういう集いが近隣の住人同士の良いコミュニケーションの場となっているよう。

 

さっそく料理の食材を買うために「市場」へ行った。想像以上に本格的な市場だった。ココにはいろんな魚貝類が並んでいる。魚はまだ生きているものもいて新鮮そうだった。もちろん野菜や肉も売っている。野菜は総じてどれも巨大だった。ナスやキュウリ、里芋なども超デカサイズ・・。びっくりした。見たことない野菜もあった。Mettyさんは「気になる食材があったらそれに合わせて料理つくるよ」と。それはスゴイと、まず超デカサイズのナスを選んだ。あとニガウリと包心芥菜という中国独特の野菜も買った。イカとひき肉も買ってMettyさんの家へ行ったのだ。


 


料理を始める前に、お菓子とお茶を頂いた。お茶は数種類頂いたが、どれも絶品。香りがとても良かった。さすが福建省厦門。お茶、本当にうまかった。さて、一休みして料理を始めることに・・。さっき買った食材を次から次へMettyさんが手際よくさばいていく。作ってもらった料理は、ニガウリの肉詰め、ナスの炒め物、イカの蒸し物、包心芥菜の炒め物、肉団子のスープと盛りだくさん。味付けには五香粉という調味料やオイスターソースなどを使った。オイスターソースの使い方は勉強になった。

 

料理はどれも美味しかった。包心芥菜(↑写真)は少し苦味があるけども、キャベツに似た美味しい素材だった。ご飯は3杯も食べた。さすがに満腹でした。食後、テレビを見ながら色々お話をした。日本の事や厦門のこと。料理の味付けや調味料のことなど。充実した時間だった。何より、今まで知らなかった街「厦門」に1歩深く踏み込むことができた。「厦門」は今や、自分にとって、とても近い場所だ。
夜も遅くなってきたので帰宅することに。バス亭まで送ってもらって、厦門の中心地へ戻り、ホテルに帰る前にスーパーに寄ってMettyさんに教わった五香粉をお土産に買って帰った。


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さて、明日は旅行の最終日。昼には空港に行かなければ・・。実は諦め切れなかった「西北拉面」、Mettyさんにホテルの近くにある西北拉面店の場所を聞いたので、最終日の午前中に行ってみることにした。明日は西北拉面を食べて、空港に向かおう。そう決めてホテルに戻った。
(次回最終回)