諸々の事情により今日は上野を散策。上野-アメ横は年末に向けて大盛況のよう。ココにも台北夜市など中華圏の文化を匂わせる生々しさがある。高架下の路地&屋台、頭上を電車が通り過ぎる轟音、外国語の話し声、魚屋の店頭にならんだ魚介類&大安売りの威勢。・・大迫力だ。ココは日本の文化&中華圏の文化がゴチャ混ぜな、貴重な一角であると感じた。雑踏の裏の薄汚れた「高架の壁」にはパイプや電線が雑に這いまわされ、ココに長く続く文化が染み込んでいるよう・・。「壁」に、この土地の文化を築き上げてきた人たちの記憶までもが蓄積されているような気がして、どうしても注視してしまう。きっと「九龍城砦」を撮った写真家も同じような気持ちだったんだろうな、と思ったのでした。