年末年始のネガをプリントしてみたのだけど、ちょっとイメージと違った。年末ごろからの写真は、カメラがHassel⇒GF(6x7)、フィルムがPortra-NC400⇒New-Portra400、印画紙がDeep-Mat⇒Pro-D・・と色々変わっているので、それは印象が変わって当たり前かもしれないけど。でも、フィルムと印画紙は生産終了に伴う代替品への移行のため、やむを得ず変えたもの。ん〜、フィルムが昔とどう変わって、印画紙が昔とどう変わって・・と色々調べるとなると、結構やっかいなので、新しいフィルム・印画紙での成立性をもっと深堀りして検証してみる必要があると思っている。フィルターや濃度をいじってもう一度トライしてみるつもりだ。ただ、印画紙の影響は大きいと思う。そう、Fujiの新しいマット紙「Pro-D」は旧マット紙の「Deep-Mat」よりもコントラストが明らかに高く、そして、ちょっと青い印象がある。先週末、Deep-Matがビックカメラでまだ売られていたので、あわてて全部買い占めた。Pro-Dで思うようにプリントが仕上げられたら良いけど、うまく行かない場合のことも考えて、3月末のグループ展に向けてはDeep-Matを使おうと考えている。・・それで冷蔵庫が満杯になったのだ。


写真は晴海を訪れたときのもの。自分が撮る写真の「趣き」は、密集から逃れた特別な場所に向いている。「特別な場所」というのは、普段は目に入らない特別な場所、であったり、今しか存在しないかもしれない特別な場所だ。それらの雰囲気を表現することのできるひとつの手段が写真なのだと思う。
自分がその場所に対して感じるイメージは少し霞がかかった、柔らかなイメージだ。誰にも見られることもなく、ひっそりと大都市の向こう側に存在するベイエリア。フィルムや印画紙の都合もあるけども、思った写真が焼けるように、3月までは色々やってみようと思う。